90%以上がやってしまっている、ある休憩のとらせ方。今回はその休憩のとらせ方のデメリットと、改善による効果をお伝えいたします。
やってはいけない休憩のとらせ方とは?
それは、60分の休憩を一度にとることです。多くの施設では、休憩を60分間まとめてとることを基本としています。しかし、法律上、1度に取らなければならないというルールはありません。例えば、1回目の休憩を45分間とって、2回目の休憩時に残りの15分の休憩をとることも可能です。
※注意:労働基準法上、休憩時間の定義は、「労働者が労働から解放された状態である」となっているので、あまりにも細切れな休憩は認められないケースがあります。
休憩を一度にまとめてとるデメリット
まとめてとるデメリットは、「複数の職員が休憩をとる時間がかぶってしまうこと」です。1日業務の流れの中でも、忙しい時間と余裕のある時間があります。基本的には余裕のある時間に休憩をとるよう、計画しているかと思いますが、どうしても休憩する時間がかぶってしまいます。そうすると、休憩をとっている時間帯に、現場が手薄になってしまいます。また、状況によっては、休憩を早上がりせざるを得なくなり、職員が満足に休めなくなってしまいます。
休憩時間の分割によるメリット
分割によるメリットは沢山あります。早番や日勤の方が休みをとろうとすると、どうしても昼食準備から昼食までの時間帯になります。この時間は、現場が忙しくなりやすいため、休憩を取りづらいです。しかし、休憩時間を45分に設定することで、ピーク時間帯の職員を確保しやすくなります。また、休憩まわしも容易になります。4人を交代で休憩させようとすると、4時間かかりますが、45分すれば3時間で休憩をまわすことができます。
休憩時間の分割は業務の効率化の面でも効果を発揮します。効率の悪い施設の特徴は、忙しい時間に職員が少なく、逆に暇な時間に職員の手が余り過ぎています。休憩を分割することで、暇な時間に休憩をとらせることができるため、仕事量にあわせた職員配置ができるようになります。
さらに、職員目線でも、休憩時間が分割された方が良いです。例えば、休憩を2回とることで、体を休めることができます。肉体的な疲労も多い現場職員にとって、頻度高く休める方が、体が楽になります。休憩時間の変更した施設は、どの職員も口をそろえて分割休憩の方が良いとおっしゃいます。
以上のことをまとめると、休憩時間を分割することで、1.ピーク時間帯の職員が確保できる 2.仕事量にあわせた職員配置ができるようになる 3.職員が肉体的に楽になる、以上、休憩時間を分割することによる、効果をお伝えいたしました。多くの施設ではこれまでの慣習で60分休憩を当たり前としていました。45分と15分に分割することで、今までの仕事の流れが圧倒的にスムースになりますので、是非試してみていただけたらと思います。